産経ニュース

農水省の地理的表示保護制度に特産松阪牛など登録

地方 地方

記事詳細

更新


農水省の地理的表示保護制度に特産松阪牛など登録

 農林水産省は、地域の農林水産物や食品をブランドとして保護する「地理的表示保護制度(GI)」の登録対象に、松阪市などで生産される「特産松阪牛(まつさかうし)」など4品目を新たに選んだと発表した。

 ほかに登録されたのは山形県米沢市などの「米沢牛」、愛知県西尾市と安城市の「西尾の抹茶」、岩手県奥州市前沢区の「前沢牛」。これで農水省のGI登録は計28品目になった。

 農水省によると、特産松阪牛は松阪牛の中でも兵庫県産の子牛を900日以上にわたり長期肥育した牛で、きめ細かなサシが特長。三重で初めて登録された。

 同制度は地域で長年育まれた特別な方法で生産し、高い品質や評価を獲得している食品などの名称を品質基準とともに国に登録し、知的財産として保護される。

 鈴木英敬知事は「中国などで商標登録を阻害する動きが多い中、特産松阪牛というブランドがしっかり保護されることになり、良かった」と評価。地元代表の竹上真人松阪市長も「誇りに思う。さらなる松阪牛のブランド振興を図る」と喜んだ。

 米沢牛は明治初期からの伝統を持つブランドで、品質や食味が高く評価されている。

 西尾の抹茶は、川に囲まれた三角州で地下水位の低い地理的条件を生かして生産され、渋味が少なく、まろやかで強いうま味がある。前沢牛は、全国肉用牛枝肉共励会で全国最多の名誉賞(農林水産大臣賞)を受賞するなど品質に定評がある。