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統合の土庄高卒業の生徒、感謝込め最後の花束 “通学の足”支えた人へ 香川

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統合の土庄高卒業の生徒、感謝込め最後の花束 “通学の足”支えた人へ 香川

 3日の卒業式を前に、香川県立土庄高校(土庄町)では2日、フェリーやバスで通学した卒業生らが、3年間の安全な航行や運転に感謝して船長や運転手に花束を贈った。昭和57年から続く瀬戸内ならではの“風物詩”だったが、高校の統合に伴い、今年で最後となる。

 同校の卒業生は117人。このうち豊島から通学した6人が土庄港で、豊島を経由する宇野(岡山県)-土庄航路に就航する高速艇「ひかり」=38トン、浜脇敏伸船長(49)、山本晃弘機関長(30)=の安全航行に感謝して花束を贈った。

 卒業生を代表して岡崎諒介さん(18)が浜脇船長に、「この船がなかったら3年間、高校に通えませんでした。安全に航行していただきありがとうございました」と、感謝の言葉とともに花束を手渡した。浜脇船長は「いつまでもふるさと豊島を忘れず、健康に気をつけて頑張ってください」とはなむけの言葉をかけた。

 6人は進学や就職で京都や福岡、広島、岡山など県外に羽ばたく。卒業生らは「出航時間に遅れて走る私たちを見つけて待ってもらったことや、学校での話を聞いてもらったこと、色々な思い出があります」と振り返っていた。

 同校の在校生197人は、新年度から統合校の県立小豆島中央高校(小豆島町)へ県立小豆島高校(同)の在校生196人とともに通う。