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JR可部線の廃線一部復活へ試乗会 1.6キロ電化延伸、来月4日一番列車 広島

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JR可部線の廃線一部復活へ試乗会 1.6キロ電化延伸、来月4日一番列車 広島

 JRの廃止路線の一部が全国で初めて復活する広島市の可部線(約14キロ)の延伸区間が3月4日に開業するのを前に、JR西日本広島支社は23日、報道関係者向けの試乗会を実施した。

 可部線は広島市中心部と国の特別名勝・三段峡(安芸太田町)を結んでいたが、利用客の減少などで平成15年に可部駅以西の旧三段峡までの非電化区間約46キロが廃止された。

 今回、地元住民からの強い要望や沿線の宅地開発で人口が増えていることなどを受け、廃止された区間の一部の可部~あき亀山間1・6キロが電化されて延伸復活する。

 JR西は昨年12月下旬から電化延伸区間で試運転を始め、乗務員の訓練などを実施している。

 広島方面から現在の終点の可部駅に到着した下り列車は表示を「試運転」に変えて同駅から先の復活する区間へ。住宅街を見ながら新設された河戸帆待川(こうどほまちがわ)駅を経て、新たな終点となる新駅のあき亀山駅に約4分で着いた。

 車掌の教育指導を担当する広島支社運用車両課の山根幸二課長代理(55)は「開業後は多くの通勤、通学客が利用する。安全を最優先に、快適に乗車いただけるように努めていく」と話した。

 延伸区間を走る一番列車は、4日午前5時8分あき亀山発の上り電車。同支社などは同日、あき亀山駅ホームで午前8時40分から出発式を行い、9時半から同駅前広場で記念式典を開催する。