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藩主御殿の生活用品か 松山城三之丸跡の調査で出土

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藩主御殿の生活用品か 松山城三之丸跡の調査で出土

 ■市考古館、21日から発掘資料20点展示

 松山市埋蔵文化財センター(松山市南斎院町)は16日、松山城三之丸跡(同市堀之内)の発掘調査で、藩主が居住した御殿で使用されたと考えられる陶磁器や瓦などが発見されたと発表した。

 貞享4(1687)年、三之丸の北側に、四代藩主、松平定直による御殿が造営され、以後は歴代藩主の居住地として使われた。御殿は明治3年に焼失している。調査は江戸時代の上級武士の居住区や道路区画の確認や遺構の保護を目的とし、城下絵図などを参考に進めている。

 今回は三之丸の北西角地の発掘地点から、馬場(長さ365メートル、幅12メートル)の出入り口となる土手の一部が見つかった。また、御殿東端付近では雨水を流す長さ10メートルの石組溝などが確認された。また、御殿で使われたと考えられる碗や皿、猪口や貨幣、キセル、かんざし、土製鳩笛など生活に使われた小物類が多数出土した。

 同センターは18日午前10~11時に現地で発掘調査説明会を開き、遺跡や出土品を公開する。松山市考古館ロビーでは21日から3月12日まで、発掘資料約20点を展示する。