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毛利氏ゆかり「三矢の訓を日本遺産に」 三原、安芸高田、北広島が共同申請 広島

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毛利氏ゆかり「三矢の訓を日本遺産に」 三原、安芸高田、北広島が共同申請 広島

 戦国大名の毛利元就と3人の息子にゆかりのある三原、安芸高田、北広島の2市1町が、元就が説いた「三矢(みつや)の訓(おしえ)」をテーマとするストーリーの日本遺産認定を文化庁に共同申請したと9日、発表した。点在する歴史や文化の魅力をストーリーに取り込み、地域の活性化を狙う。認定の成否は3月に判明する。

 安芸高田市は元就と長男の隆元、北広島町は次男の吉川元春、三原市は三男の小早川隆景が、それぞれ本拠とした地域。三矢の訓とは、元就が3人の息子に向けて「3本束ねた矢は1本だけより折れにくい」と、力を合わせるよう諭したとされる伝承で、ゆかりの2市1町は昨年3月に「三矢の訓協定」を結び、観光分野などでの連携を進めている。

 日本遺産の申請に取り組むことは昨年6月に合意。隆景による三原城の築城から今年で450年を迎えた三原市が事務局を務め、準備を進めていた。

 申請のタイトルは「“三本の矢”の教えがいきづく、毛利一族のふるさと~広島・三つのまちの絆」。ストーリーでは、三矢の訓が象徴する一族の「絆」を大切にすることで毛利家が戦国時代を生き抜き、西日本屈指の大名になったことを指摘。この絆の精神を大切に思い、毛利家の武将たちをしのんできたからこそ、神楽や花田植え、やっさ祭りなど当時からの伝統文化が2市1町で受け継がれてきたと強調している。

 2市1町には三矢の訓に関連する国史跡だけで、安芸高田市の毛利氏城跡(吉田郡山城、多治比猿掛城)▽北広島町の吉川氏城館跡(駿河丸城、小倉山城、日山城、西禅寺、吉川元春館、万徳院、洞仙寺、常仙寺、松本屋敷)▽三原市の小早川氏城跡(高山城、新高山城、三原城)と数多く、日本遺産にふさわしいとしている。