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伝説の美女キャラで“萌えおこし” 和歌山・印南町文化協会、イベントも

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伝説の美女キャラで“萌えおこし” 和歌山・印南町文化協会、イベントも

 印南町文化協会は、地元の寺院に伝わる伝説や物語のヒロイン3人をモデルにしたキャラクターデザインを制作した。ひな祭りに合わせて、3月3日を「印南美人三姫の日(仮称)」とし、キャラクターのコスプレを行う女性を公募してPRイベントも計画されている。

 同協会の坂下緋美会長と町の女性職員2人が伝説を若い人にも知ってもらい、まちおこしにつなげようと企画した。

 キャラクターのモデルとなった女性は、自身の一族に恋仲の小栗判官を殺され、一族に復讐(ふくしゅう)するといった東光寺(同町印南)に伝わる「小栗判官照手(てるて)姫伝説」の「照手」のほか、弘法大師・空海のお告げ通りに生まれ、金龍満願不道明王の化身「聖の君」と縁を結び、昇天したという瀧法寺(同町印南原)の「瀧姫伝説」の「お愛」、奉公先のカツオ節発明者、角屋甚太郎の子孫と恋仲になり、心中した印定寺(同町印南)の「角屋悲恋物語」の「オサナ」の3人。いずれも同町の寺院に伝わる伝説や物語のヒロインだ。

 キャラクターは、各寺院の境内にある木の葉(照手のナギ、お愛のムクロジ、オサナのギンナン)を髪飾りにし、オサナは同町特産のカツオを手に持っている。今後、同町では、キャラクターをスタンプやはがきなどに利用するほか、キャラクターを模したコスプレでイベントや観光PRに参加する女性3人の公募チラシを配布。3月3日の「印南美人三姫の日」には、女性3人がお披露目される予定という。

 美少女キャラクターなど“萌え”キャラを前面に押し出す新しい手法のまちおこし“萌えおこし”は、全国的に活発化している。

 地元の神社と人気アニメ『らき☆すた』がコラボレーションして人気を博した平成19年の埼玉県鷲宮町(現・久喜市)のほか、みなべ町でも「みなべ川森林組合」のマスコットキャラクターで紀州備長炭を頭に乗せた美少女キャラクター「びんちょうタン」を使ったまちおこしが行われ、びんちょうタンの物語がマンガ、アニメ化され、全国からファンが訪れた。

 同協会の坂下会長は「キャラクターを通じて、町の歴史や文化を若い人たちに知ってもらい、町のPRにつながれば」と話している。