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あすから「駿河東海道おんぱく」 6つの宿場町の魅力体感

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あすから「駿河東海道おんぱく」 6つの宿場町の魅力体感

 静岡市と静岡観光コンベンション協会でつくる東海道歴史街道観光推進協議会が3日~3月5日、市内の旧東海道沿線の観光資源をフル活用した誘客イベント「駿河東海道おんぱく」を開く。旧東海道の6つの宿場町で、その土地土地の魅力を体感できる計63の体験・交流型プログラムを実施。市内に点在する観光資源を掘り起こし、一体的にPRしていくことで今後、観光商品として定着させていくことを目指している。

 “おんぱく”は平成13年に大分県別府市で始まった「温泉泊覧会」が起源。一定の期間に小規模のイベントをいくつも開催する形式を取っており、現在では温泉地に限らず、全国各地で「おんぱく手法」が取り入れられている。県内では「温故知新博覧会」と名前を変えて藤枝市や浜名湖周辺などで開催されており、地域活性化や誘客の手段として注目されている。

 昨年4~6月に行われた「藤枝おんぱく」では102のプログラムが行われ、約2万6千人が参加。県観光協会の「ふじのくにしずおか観光大賞」を受賞した。同協議会は藤枝市での成功事例に学ぼうと、静岡市での「おんぱく」初開催を決定。3年間の継続開催を目指している。

 駿河東海道おんぱくでは「食」「歩」「知」「技」「楽」「美」の6つのテーマを採用。江戸時代に東海道の宿場町として栄えた蒲原宿、由比宿、興津宿、江尻宿、府中宿、丸子宿の6つの地域周辺で54の事業者がいずれかのテーマに即したプログラムを提供する。

 例えば「美」をテーマに丸子宿で開催される「五感をフルに活用! お茶三昧のぜいたく時間」では、年間流通量がわずか30キロ程度といわれている幻のお茶をお茶菓子とともに楽しむイベントを開催。参加者は抹茶を使ったハンドクリーム作りなども体験できる。

 「歩」をテーマにした府中宿のプログラム「静岡浅間神社門前町を『ぶら門前』 修復直後の神社社殿の特別公開」では昨年12月に修復された大歳御祖(おおとしみおや)神社の非公開の社殿に神主さんの案内でお参りできるなど、同イベントならではの特典も数多く用意されている。

 市観光交流課の担当者は「静岡市民は観光資源について『静岡市には何もないよ』と言ってしまう人が多い。地域の良いものを市民の手で掘り起こしてもらい、観光旅行商品として定着させていくことが『おんぱく』開催の最終目標」と話している。

 駿河東海道おんぱくへの参加には事前の申し込みが必要。プログラムの内容確認や申し込みは公式ウェブサイト(http://shizuoka-onpaku.jp/)から行うことができる。