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新宮市魅力発信女子部パワーアップ ハイヒールランやブックカバー製作など企画 和歌山

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新宮市魅力発信女子部パワーアップ ハイヒールランやブックカバー製作など企画 和歌山

 新宮市の「いいところ」を全国に伝えるため約2年前に誕生した「新宮市魅力発信女子部」が、進化を続けている。平成27年度は市のホームページにウェブサイト「新宮人」を立ち上げ、ソフト面で土地と人々の魅力を取り上げた。今年度は明治大の女子学生とコラボレーションし、日本では珍しいハイヒールの徒競走「ハイヒールラン」大会の実施や、PR商品「新宮に旅するブックカバー」などの製作を計画しており、発信力をさらにパワーアップしていく。

 女子部は新宮市に在住・勤務している公募した一般女性や市の女性職員計約35人が、熊野の豊かな観光資源に恵まれた地域の魅力を発掘し、情報を発信している。

 「新宮の男性は御燈祭りでストレス発散できますが、女性は参加できない。それなら“女性版”をやってみようと思った」

 女子部で「ハイヒールラン」を提案した会社員の濱知恵利さん(34)は、そう話す。

 昨年9月、2日間にわたって明治大の女子学生10人と、市の魅力を体感できるワークショップを実施した。その中で、「新宮の女性はハイヒール率が高い」という発見があったという。新宮市は車社会なので、日常的に歩くことが少なく、ハイヒールの移動が苦にならない-との理由からだ。

 「男性の中で動くのではなく、女子目線で地域を活性化する」(濱さん)ことで意見がまとまり、ハイヒールを履いて走る徒競走で新宮をアピールすることになった。ハイヒールランは欧米で人気があり、17回も開かれている大会もあるという。

 「『新宮でもこれ、できんかな?』 私たちは考えました」というキャッチコピーで3月5日、同市仲之町商店街で27チームが参加して大会を開催。1チーム3人で90メートルを駆け抜ける。濱さんは「日本では初めてと聞いています」と話している。

 このほか、昨夏のワークショップの成果を踏まえ、明治大で今月開かれた「熊野学フォーラム」の会場で、複数の企画をPRした。

 新宮の観光名所を本のブックカバーに落とし込んだ「新宮に旅するブックカバー」や、新宮の土産物や名所をロシアの民芸品「マトリョーシカ」のように複数の箱に描いた「新宮絵本箱」などを試作している。ブックカバーは明治大でのテスト販売で20セット(1セット=3枚、500円)が売れるなど出だしは好調という。