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「なぜあそこにいたのか覚えていない…」 横浜小学生死傷事故3カ月、高齢ドライバー対策へ模索続く

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「なぜあそこにいたのか覚えていない…」 横浜小学生死傷事故3カ月、高齢ドライバー対策へ模索続く

事故現場に新たに設置された「歩行者注意」の路面標示=横浜市港南区 事故現場に新たに設置された「歩行者注意」の路面標示=横浜市港南区

 横浜市港南区の通学路で昨年10月、集団登校中の小学生の列に軽トラックが突っ込み、市立桜岡小1年の田代優さん(6)が死亡、児童4人が重軽傷を負った事故から28日で3カ月となる。自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕された男(88)は認知症の疑いがあり、現在も鑑定留置中だ。高齢者への認知症対策を強化した改正道路交通法の施行が3月に迫るなか、高齢ドライバーが関与する事故をどう防ぐか、模索は続いている。(岩崎雅子)

付き添い増加

 「もう少し車道から離れて歩こうか」「車に気を付けてね」

 今月中旬の午前8時ごろ。横浜市港南区の桜岡小の通学路には、児童とともに並んで歩く保護者の姿があった。同校では今回の事故以前から保護者らが通学の見守り活動を行っていたが、松本未紀副校長によると、「事故以降、学校まで付き添う人が増えた」という。

 事故現場となったのは、上大岡駅近くの市道。道幅は約5・2メートルと狭いが、交通量は多い。通勤・通学時間帯は路線バスなどがひっきりなしに通りすぎ、歩行者は慎重に進んでいく。近くに住む男性会社員(34)は「大人でも歩くのが怖い」と表情を曇らせる。

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