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四国初の獣医学部認定 30年4月、愛媛県今治市に新設 国家戦略特区

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四国初の獣医学部認定 30年4月、愛媛県今治市に新設 国家戦略特区

 政府は20日、地域限定で規制を緩和する国家戦略特区の区域会議と諮問会議をそれぞれ開き、愛媛県今治市に大学の獣医学部を新設することを含む特区を活用した新たな事業計画を認定した。獣医学部の新設は平成8年以来約52年ぶりで、四国では初めて。獣医師を育成する体制を整え、最先端の創薬研究や地域での感染症の水際対策に役立てる。

 獣医学部は平成30年4月、岡山理科大の獣医学部として、同大などを運営する学校法人加計学園(岡山市)が今治市に開設する予定となっている。

 政府はこれと別に、市町村などの公的団体に限っている「道の駅」の設置主体を民間事業者にも広げることを、全国で初めて今治市に認めた。民間事業者が長期的な視点で大規模な資金やノウハウを投じられるようにし、外国人向けの営業展開など魅力ある施設づくりの実現を目指す。対象は市内の3カ所。

 諮問会議に出席した安倍晋三首相は「日本語を学んだ志の高いアジアの若者を積極的に受け入れられるようにしたい」と述べ、サービス分野を念頭に外国人労働者の受け入れに意欲を示した。

 この日の諮問会議では、堺屋太一内閣官房参与が特区を活用し、ファッションや飲食、流通や旅館などの分野で、外国人雇用を拡大するよう提案した。サービス分野では人手不足が深刻化しており、増加している外国人観光客への対応の充実も必要なため。

 山本幸三地方創生担当相は区域会議で、自治体関係者らに対し「新しいことにどんどんチャレンジして、さらなる規制改革と地方創生の推進に取り組んでほしい」と語った。