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三菱重工下関で大型フェリー進水 6月下旬に新潟-小樽航路に

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三菱重工下関で大型フェリー進水 6月下旬に新潟-小樽航路に

 三菱重工業下関造船所(山口県下関市)で12日、大型カーフェリーの進水式があった。同社は昨年10月、大型客船事業から撤退し、カーフェリーや液化天然ガス(LNG)運搬船に注力する方針を示した。下関造船所は主にカーフェリーを建造している。

 この日進水したのは、新日本海フェリー(大阪市)の「あざれあ」で、内装工事などを経て6月下旬に、新潟-小樽航路に投入される。式ではバイオリニストの千住真理子さんが支(し)綱(こう)を切断、船は轟(ごう)音(おん)を上げながら海に向け、滑り出した。千住さんは同社のクルーズ船内で演奏することがあるという。

 「あざれあ」は全長197・5メートル、総トン数1万4400トンで、旅客600人のほかトラックや乗用車など180台を積める。

 国内のカーフェリーでは初となる垂直船首などの技術により、従来船より4ノット早い25ノットで航行する。新日本海フェリーによると、高速化により所要時間が1時間45分~3時間短縮できる。同社の寺越靖晃・営業企画部長は「利用促進につながると、大変期待している」と述べた。