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陰陽師・土御門家製作の暦の歴史などを紹介 福井県立図書館

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陰陽師・土御門家製作の暦の歴史などを紹介 福井県立図書館

 戦国時代に100年以上にわたっておおい町名田庄・納田終地区に居を構えた陰陽師(おんみょうじ)、土御門家(つちみかどけ)が製作してきた暦の歴史などを紹介する展示「新春・暦づくし」が、県立図書館(福井市下馬町)で開催されている。名田庄・納田終で刊行されている土御門宝暦や伊勢地方の伊勢暦、今年の神宮暦もある。25日まで。

 土御門家は陰陽師、安倍晴明の子孫。安倍有宣が応仁の乱後の長享2(1488)年に混乱が続く京都から若狭へ下向。勅許を得て土御門となり、慶長6(1601)年に京都に帰館するまで名田庄・納田終で天文観測と暦の製作をした。

 会場では、暦会館(おおい町)所蔵の奈良の南都暦、京都の京暦(巻物)などの実物資料11点を展示。近代日本の幕開けとなった明治元年の伊勢暦(図書館所蔵)もある。朝廷に奏上された具注歴などのパネルと、関連図書約50冊も紹介している。

 同図書館担当者は「明治までの全国各地の暦を見て昔の人たちの新年を迎える気分を味わってもらうとともに、土御門家も知ってもらえれば」と話した。