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夏は円盤投げ、冬はボブスレーで五輪目指す小美玉の日下望美さん支援へ

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夏は円盤投げ、冬はボブスレーで五輪目指す小美玉の日下望美さん支援へ

 夏季五輪の陸上・円盤投げ、冬季五輪のボブスレーという2種目の日本代表を目指して練習に励む女性が小美玉市にいる。注目度が比較的低いスポーツのため2つの競技活動を支援しようと、出身の筑波大OBらが協力し、インターネットで資金提供を呼びかける「クラウドファンディング」で出資を募っている。(篠崎理)

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 この女性は日下望美さん(26)。中学時代から砲丸投げで全国大会に出場し、中3時の大会で種目に砲丸投げがなく、たまたま出場した円盤投げで全国2位となった。その後、土浦湖北高、筑波大に進学し、円盤投げで活躍している。

 ボブスレーに興味を持ったのは平成27年。「せっかく鍛えた体を他の競技にも使えないか」と考えたからだ。円盤投げと同じように瞬発力が必要でトレーニング法も似ている。選手を選ぶトライアウトに合格、全日本選手権にも出場した。

 現在はボブスレーの日本代表、円盤投げは五輪強化指定選手。来年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪、3年後の東京五輪の代表入りが目標だが、大きな壁が資金不足だ。

 “二足のわらじ”に伴う国内外への遠征費、強化費などで年約140万円が必要だが、3つの仕事を掛け持ちしても現在の収入は月10万~13万円。海外遠征が続けば収入はなくなり、身内の援助で何とか競技生活を送っている状態という。

 支援金の出資を募っているのは筑波大卒業生で運営するクラウドファンディング「TFF」(筑波フューチャーファンディング)。出資の最低額は3千円で、100万円が目標という。金額に応じてポストカード、オリジナルTシャツなどを送る予定で、企業向けには日下さんの講演会なども計画している。

 夏季、冬季の両方の五輪に出場した日本人はわずか4人という。日下さんは「米国ではアメリカンフットボールとバスケットボールなどの“二刀流”は当たり前。人のやらないことをやって自分の能力を出し切りたい」と話している。

 クラウドファンディングの詳細は(https://www.tff.or.jp/)。(電)080・5596・9558。