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ハウステンボス歌劇団、東南アジア本格進出へ

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ハウステンボス歌劇団、東南アジア本格進出へ

 ■来年夏にも 「和」アピールし誘客目指す

 長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」(HTB)の専属歌劇団「ハウステンボス歌劇団」が来年夏以降にも、アジアに本格進出する計画を持っていることが11日、分かった。和のテイストを織り込んだオリジナル演目を披露し、歌劇団やHTBへの関心を高め、パークへの誘客を促す。(村上智博)

 タイのバンコクやチェンマイ、そしてベトナム、ミャンマーやカンボジアなどでの公演を目指している。来年5月以降、各地で1週間程度の上演を計画しており、地元関係者らと調整を進める。

 進出チームは、宝塚歌劇団出身で、男役トップスターの優雅(ゆうが)さんを筆頭に、15人程度で構成する。海外進出によって、名実ともに日本を代表する歌劇団に育て、HTBへの誘客につなげる。

 具体的なステージ内容は今後決めるが、日本らしさを前面に出す。和服姿の男役と、花笠を手に持った娘役が息の合ったダンスを見せるほか、琴や三味線によるジャズ演奏、ロック調に編曲した民謡「ソーラン節」などのアイデアがあるという。

 これから1年をかけて、米ブロードウェーの振付師や、宝塚歌劇団の元トップスターを招き、指導を受けてレベルアップを図る。

 ハウステンボス歌劇団は平成25年7月に発足した。26年1月に常設劇場ができると、役者とファンと触れ合える身近さが人気を集め、ファンを獲得した。

 観客動員は27年に20万人に達した。28年は集計中だが、上回るのはほぼ確実という。

 女性のみ約50人のメンバーが、「シャイン(光)」「フラワー(華)」「ハート(心)」の3チームに所属し、舞台に立つ。

 海外公演としては、2013(平成25)年11月、日本とカンボジアの国交樹立60周年を記念し、現地で開かれた公演に、ハウステンボス歌劇団が中心となって参加したケースなどがある。

 HTBの幹部は「日本文化をテンポ良く、華麗なリズムで見せたい。歌劇の楽しさを世界に知ってもらい、HTBや九州へのさらなる集客にもつなげたい」と語った。