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【都議会開会】政党復活予算廃止を明言 小池百合子知事「力の源泉」 自民は反発

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【都議会開会】
政党復活予算廃止を明言 小池百合子知事「力の源泉」 自民は反発

都議会定例会の本会議で所信表明する小池百合子知事=1日午後、都庁(宮川浩和撮影) 都議会定例会の本会議で所信表明する小池百合子知事=1日午後、都庁(宮川浩和撮影)

 「政党復活予算の仕組みは終了とさせていただく」。小池百合子知事は1日の所信表明で、予算案編成過程で都議会の要望を受けて盛り込んできた200億円の復活予算要望枠の廃止を明言した。小池氏は都議会最大会派の自民党の「力の源泉」と位置付けて改革に踏み切ったが、自民は「予算編成で補完機能を担ってきた」と反発した。

 「予算案編成で都議会、各種団体から要望をオープンな場で聞き、都政の『見える化』を進める」。小池氏は議場で訴え、復活予算要望枠の廃止を宣言した。

 復活予算要望は戦後から慣例的に続いていたが、小池氏は11月25日の定例会見で廃止を表明。自民が「議会軽視」とするコメントを文書で出していた。

 所信表明の後、小池氏は自民の反発について「力の源泉だったことは事実だと思うが、あり得ない状況。(廃止は)改革の最初に当然なすべきことだと思っていた」と語った。

 自民党の高木啓幹事長は「都議会自民のためにあったという気持ちはない。予算で足りない部分に対して『もう少しこうした方がいい』と提言してきた」と反発。小池氏が各会派や各種団体からヒアリングする方針についても「限られた時間の中でどれだけ話を聞くことができるか、懸念している」と牽制(けんせい)した。

 公明党の東村邦浩幹事長は「与党の独自の政策財源に思われているが、誤解だ」と述べる一方、小池氏からのヒアリングに対して会派として要望を行い、予算への反映を目指す意向を示した。

 共産党の大山とも子幹事長は「都民にも分かりやすい予算編成になる」と歓迎、民進党の尾崎大介幹事長も「知事が直接団体要望を聞くので良いこと」と賛同した。