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「上を目指して稽古励む」 新十両・照強が南あわじ市役所表敬 兵庫

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「上を目指して稽古励む」 新十両・照強が南あわじ市役所表敬 兵庫

十両昇進決定後初めて帰郷し、中田勝久市長と握手する照強=1日、南あわじ市役所 十両昇進決定後初めて帰郷し、中田勝久市長と握手する照強=1日、南あわじ市役所

 南あわじ市出身力士として55年ぶりとなる新十両昇進が決まった大相撲力士、照強(てるつよし)(21)=本名・福岡翔輝、伊勢ケ浜部屋=が1日、同市役所を訪れ中田勝久市長を表敬訪問した。

 照強は西幕下9枚目で臨んだ九州場所で7戦全勝で優勝し、11月30日に開かれた番付編成会議で来年1月の初場所(東京・両国国技館)での十両昇進が決定した。同市出身力士では昭和36年九州場所の若鳴門(旧三原町出身、本名・居内徳夫、春日野部屋)以来55年ぶりの新十両となる。

 この日午前10時半ごろ、照強が市役所玄関に到着すると、職員らが拍手で出迎えた。中田市長は「市民の皆が待ち望んでいたこと。大きな喜びであり、これからも市民一丸となって応援していきたい。ほんまにおめでとう」と激励した。照強は「まだスタートラインに立ったばかり。一つでも上を目指して稽古に励みたい」と謙遜していた。

 阪神・淡路大震災が起きた平成7年1月17日に洲本市の病院で生まれた照強。震災に関する質問には「いま普通に暮らせているのは震災から皆が頑張ってきたおかげ。自分も負けないように頑張って皆を照らせるような力士になりたい」と話した。

 地元について「自然豊かで落ち着く場所」と述べ、「小中学校のときの厳しい稽古で相撲の基本を全部教わった。これから強くなることで街に恩返ししていきたい」と強調。身長168センチと力士として小柄な点は「精神面や気持ちでは負けていない。これまで積んできた稽古やトレーニングが自信になっている」と話していた。

 同席した南あわじ市の郷土力士後援会の島田禎治会長(75)は「やんちゃだったが、昔から根性があった。十両入りするのは感慨深い」と目を細め、今年中に後援会を立ち上げて化粧まわしなどの制作に取り組みたいと話した。