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塩分摂取「全国ワースト5」脱却へ 山梨県推奨「しぼルト」弁当

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塩分摂取「全国ワースト5」脱却へ 山梨県推奨「しぼルト」弁当

 ■セブンとイオン221店舗できょう発売

 県内のセブンイレブンやイオンの店舗で2日、塩分を抑え、野菜を豊富に取り入れた新ブランド「やまなし しぼルト弁当」が発売される。県の健康増進計画(平成25~34年度)の目標達成に向けた企業との連携の一環。発売に先立ち、セブン-イレブン・ジャパンとイオンリテールが1日、県庁内で試食会を行った。

 “健康弁当”を試食した後藤斉知事は「減塩だが味がしっかりしておいしい」と感想を述べた。「減塩でき、野菜がたくさんとれ、健康になる、という良い循環になる。他の事業者へも拡大し、県民が健康になることを期待している」と意義をアピールした。

 「しぼルト」は、ウエストを絞る、と塩(ソルト)をかけた。

 県が定めた基準は、弁当1食当たり食塩3グラム未満▽野菜120グラム以上▽エネルギー500~700キロカロリー-など。県が基準の適合を確認し、両社に「しぼルト」のロゴシール付きで販売を認めた。

 セブンの弁当は食塩2・6グラム、野菜147グラム。和風仕立てのソースを使った9種以上の野菜入りハンバーグ。煮物のだしも濃厚にして塩分を抑えた。県内202店舗で発売する。

 イオンは県産牛肉のひき肉と塩分が低めの甲州みそを使った和風弁当で、食塩2・8グラム、野菜123グラム。県内3店舗と東京都内の16店舗で販売する。

 国の調査によると、山梨県民の1日の食塩摂取量(平成24年)は男女ともにワースト5位。

 男性は12・3グラム(全国平均11・3グラム)、女性は10・3グラム(同9・6グラム)で、県は「1日=8グラム未満」の達成を目標としている。

 県健康増進課によると、減塩の健康面への効用は、血圧を下げる▽腎臓疾患の改善▽胃がんの疾病リスクの低減-など。野菜摂取の増加は、生活習慣病の予防と改善につながるという。

 県は来年1月、弁当業者を対象に説明会を行うなど、流通各社や飲食店にも「しぼルト」を広げていきたい考えだ。