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【師走点描 千葉】成田山、大しめ縄作り着々と

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【師走点描 千葉】
成田山、大しめ縄作り着々と

 師走に入った1日、成田市の成田山新勝寺では正月に大本堂前に飾る大しめ縄作りが着々と進んでいる。

 大しめ縄は「照範(しょうはん)じめ」と呼ばれる成田山独特の作り方で、稲穂をつるしたように見えるのが特徴。横6・6メートル、縦1・5メートル、重さは200キロに及ぶ。江戸元禄期、五穀豊穣(ほうじょう)の願いを込めて作ったのが始まりとされる。作業は先月上旬に始まり、周辺の農家から特別注文で調達したわら約6千束の中から2500束を選別し、大きな房にして編み込んでいく。

 この日は寺職員の男性2人が木の棒にわらの束をくくりつける作業をしたほか、女性奉仕員7人が境内各所に飾る約200本のしめ縄を編んだ。作業所主任の秋葉文夫さん(57)は「今年は9月の天候不良できれいな色のわらが少なく、選別に時間がかかった。現在の仕上がりは7割ほど。これからが苦心の技の見せどころです」と話した。

 大しめ縄は25日に取り付け、来年1月末まで飾られる。