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「大樹」出発進行! 東武鉄道がSLお披露目 来夏、50年ぶり復活 栃木

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「大樹」出発進行! 東武鉄道がSLお披露目 来夏、50年ぶり復活 栃木

 白い蒸気を上げて進む漆黒の車体はぐんぐんスピードを上げていく-。東武鉄道は1日、来年夏に鬼怒川線で復活運行する蒸気機関車(SL)を南栗橋車両管区(埼玉県久喜市)に新設したSL検修庫前で自走させ、報道陣に公開した。また、列車名を「大樹(たいじゅ)」と公表、ヘッドマークを披露した。

 ヘッドマークの列車名は日光観光大使を務める書道家、涼風花さん(31)が書き上げた。この日も書道パフォーマンスを披露し、「SLの力強さを表現した。日光には、おいしいもの、温かい温泉があるのでSLと共に思い出作りに来てほしい」とアピールした。同社によると、列車名「大樹」は征夷大将軍の尊称で、徳川家康を祭る世界遺産「日光の社寺」の一つ、日光東照宮から連想したといい、根津嘉澄社長は「東京スカイツリーも想起させ、沿線地域と共に大きく育ってほしいとの思いも込めた」と述べた。

 列車名とヘッドマークの公表後、SLは検修庫前のレールを自走。運行を担当する機関士、船田博美さん(51)は「SLは天気や寒暖で毎日状態が違う。開業までに習熟したい。研修した大井川鉄道(静岡)ではお客さんと触れ合い、リピーターが多かった。日光にも2度、3度と来てもらえるよう頑張りたい」と気合十分だった。

 同社のSL運行は50年ぶり。JR北海道から借り受けたC11形207号機を来年夏、鬼怒川線下今市-鬼怒川温泉駅間12・4キロで運転する。土休日を中心に1日3往復程度、年間最大140日運行する予定。