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ツキノワグマ生息数増で岡山県が狩猟を一部解禁へ 来年度から17年ぶり

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ツキノワグマ生息数増で岡山県が狩猟を一部解禁へ 来年度から17年ぶり

 県は、ツキノワグマの生息数の増加を受けて、来年度から狩猟を一部解禁する方針を明らかにした。解禁は17年ぶり。県は「生息数の増加で絶滅のおそれはないといわれており、県民の安全のためにも狩猟を解禁したい」と話している。

 東中国地域(兵庫県北西部と鳥取県東部、岡山県北東部)に生息するツキノワグマは環境省のレッドリストに「絶滅のおそれのある地域個体群」に位置付けられている。

 県は、5年ごとに保護計画を策定し、平成12年度から狩猟を禁止にしている。現在の保護計画が今年度で終了するため、現在次期計画(29~33年度)を策定中で、地元から狩猟禁止の見直しを求める声も上がっていたことなどから、狩猟による捕獲を一部解禁する方針を明らかにした。

 国が定める狩猟期間は3カ月だが、一部解禁ではこれを1カ月(11月15日~12月14日)に限定。

 捕獲頭数の上限は、国のガイドラインで示している捕獲上限(生息数の12%以内)などを踏まえて検討中という。

 県によると、今年のツキノワグマの出没件数は220件(11月28日現在)で、市町村の申請に基づいて殺処分したツキノワグマは10頭にのぼり、いずれも過去最高という。