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雑煮の出汁に「焼き干し鮎」を 香り良く、ひれ酒でも人気 大洲・肱川

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雑煮の出汁に「焼き干し鮎」を 香り良く、ひれ酒でも人気 大洲・肱川

 アユを炭火で燻(いぶ)し、乾燥させた「焼き干し鮎」作りが愛媛県大洲市柴でピークを迎えている。肱川沿いにある上満武さん(72)の作業場では、11月中旬から作り始め、約1万匹を薫製にする予定だ。

 今年は肱川の水温が高いため、下流へと下る「落ち鮎」が遅れたものの、体長15~25センチに育った。捕獲したアユはそのままで竹串に刺し、炭火であぶり、煙でいぶす。天井に約2週間つるして乾燥させると、アメ色に輝く保存食「焼き干し鮎」が完成する。

 産卵が終わり、エサをあまり食べていないアユが向いており、冬場しか作れないという。肱川の焼き干し鮎は藩政時代、江戸に献上された特産品。上満さんは「正月用の雑煮の出汁にピッタリ。香りが良く、ひれ酒としても人気」と話す。

 焼き干し鮎は、同市白滝の直売所「しらたきの里」で販売中。10匹入り1パックが600~1500円。問い合わせは直売所(電)0893・54・0335。