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優真くんの募金活動難航 目標2億円…まだ4200万円 埼玉

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優真くんの募金活動難航 目標2億円…まだ4200万円 埼玉

 重い腸管不全合併肝障害(IFALD)を患い米国での多臓器移植を目指す秩父市の大河原優真(ゆま)君(1)の募金活動が、円安ドル高などの影響もあり難航している。目標額の約2億円に対して11月29日現在で集まっているのは約4200万円。父の政人さん(29)は「一日も早く手術を受けさせたい」と苦しい心境を吐露する。優真君の両親らは同市内で秩父夜祭が行われる2、3両日にも募金活動を行う。(菅野真沙美)

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 優真君は昨年10月生まれで、腸閉塞(へいそく)のため生後1日で新生児集中治療室に入り、小腸切除に伴い栄養補給を点滴に頼ったため肝臓に負担がかかりIFALDを併発した。多臓器の移植が必要だが、国内では小児ドナーが少なく、米コロンビア大での移植を目指している。

 手術には医療保険が適用されず、当初は手術費を約1億6千万円前後、渡航費を併せて募金の目標額を約2億円としていた。しかし、米大統領選後に円安ドル高が進行し、手術費用がさらに1千万円以上高くなる可能性がある。

 また、11月8日に東京都内で心臓病の男児の親族をかたる女性が虚偽の記者会見を行ったことから、街頭での募金活動の際に「本当の募金なのか」という声を耳にすることがあるという。政人さんは「あの会見がなければ、活動がもっとスムーズにいったかもしれないと思ってしまう」と悔しさをにじませる。

 政人さんは「これまで協力していただいた方々には本当に感謝している。優真は18日に9回目の手術をした影響もあり、容体が悪化している。皆さんのお力をお借りしたい」と訴えた。

 2、3両日の活動は午前9時から秩父神社、西武秩父駅、「ゆまくんを救う会」事務局前で実施予定。問い合わせは同事務局(電)0494・26・5317。