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「水木さん、妖怪たちと安らかに」児童ら追悼文集も 境港で一周忌

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「水木さん、妖怪たちと安らかに」児童ら追悼文集も 境港で一周忌

 代表作「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家、水木しげるさんの一周忌を迎えた30日、出身地の鳥取県境港市では、大勢の市民やファンらが水木さんをしのぶ姿が見られた。

 妖怪ブロンズ像が並ぶ水木しげるロードの一角にある水木さんの記念館前庭には献花台が設置され、市民らが花を手向け、遺影に向かって静かに手を合わせていた。一番に駆けつけた水木しげるロード振興会長、権田淳一さん(63)は「水木先生の死去は今でも信じられない。恩返しを、妖怪の世界から見ていてください」と誓ったという。

 9月に埼玉県から同市に転居してきた主婦、富永理恵さん(36)は「水木さんの大ファンでした。偶然、この地で暮らすことになり、縁が深まりました」と遺影に花を供えた。

 また、山陰観光で初めて立ち寄ったという奈良県田原本町の無職、川村英雄さん(73)は「漫画は読まないのですが、鬼太郎だけは知っています。改めて水木さんは、素晴らしい仕事をされたと実感しました」と話した。

 地元の境小3年の児童12人も訪れ、3年生全約40人がつづった水木さんを追悼する文集を献花台にささげた。総合的な学習の時間で、水木しげるロードの観光ガイドを行っているという。この後、児童たちは担当する妖怪ブロンズ像の前で、観光客に妖怪の解説をしていた。献花台は12月4日まで設置される。