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初代兵庫県知事・伊藤博文の書状など資料28点公開 県公館県政資料館

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初代兵庫県知事・伊藤博文の書状など資料28点公開 県公館県政資料館

初代県知事を務めた伊藤博文が部下にあてた書状などを展示する県公館特別展=神戸市中央区 初代県知事を務めた伊藤博文が部下にあてた書状などを展示する県公館特別展=神戸市中央区

 神戸市中央区の県公館県政資料館で、明治時代の県政に関する資料を集めた特別展示「明治時代県政の記録」が開かれている。慶応4(1868)年5月23日に兵庫県が設置された直後、初代県知事を務めた伊藤博文が部下にあてた書状など当時を知る上で貴重な資料28点を公開している。

 同資料館によると、伊藤が県が設置された3日後の慶応4年5月26日に部下の官吏にあてた書状には「丸々大坂の支配を免ぜられ」と記述。県が設置される直前まで兵庫県の事務は大阪府が兼ねて行っていたといい、同資料館の担当者は「書状から事務の兼任が解消されたことが分かる。当時の兵庫県と大阪府の関係を知る貴重な資料」としている。

 また、明治時代に県が公布した条例や規則などが記され、現在の県公報につながる「県布達」や、明治12(1879)年に始まった県議会の議決報告書などの公文書を展示。当時、県議会で使用していた投票箱も設置している。

 このほか、22(1889)年に作成された、赤穂などで盛んだった製塩業について解説した図解のほか、22年以降から昭和初期までの県内市町村の役場の位置を記した台帳なども紹介されている。

 17日まで。平日午前9時~午後5時、土曜日午前10時~午後4時。日曜日・祝日は休館。入館無料。