産経ニュース

東京五輪・長沼ボート場案見送り…被災地ため息 「知名度は上昇」歓迎の声も 宮城

地方 地方

記事詳細

更新


東京五輪・長沼ボート場案見送り…被災地ため息 「知名度は上昇」歓迎の声も 宮城

2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場から見送りとなった「長沼ボート場」=29日、宮城県登米市(上田直輝撮影) 2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場から見送りとなった「長沼ボート場」=29日、宮城県登米市(上田直輝撮影)

 2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場見直しに伴い、急浮上した登米市の長沼ボート場案。地元は「復興五輪」として東日本大震災の被災地をPRしようと活気づいたが、開催地としての問題点などが指摘され、29日の4者協議で見送りとなることが決まった。

 リフォームして選手村に活用される計画だった同市南方町の仮設住宅。住民約10人が集会所に集まり、テレビで4者協議の様子を見守ったが、長沼案の見送りが報じられると、ため息がもれた。

 仮設住宅に暮らす主婦(80)は「ボート場が五輪の会場になるかもと聞いたときは、復興にもつながるのでは、と期待した。仮設に入居して初めての良いニュースだっただけに残念」と話した。

 一方で、地元のボート関係者や、地元商店などからは、知名度の上昇を歓迎する声も上がった。とめ漕艇協会(同市)の片倉孝仁事務局長(47)は「長年誘致を行っていたわけでなく、降って湧いた話。ボート場が広く認知されたことをプラスに捉えたい」と話す。「インターハイ(全国高校総体)の恒久開催など、今後の展望にも期待が持てる」と前を向いた。

続きを読む