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潜在看護師の復帰後押し 松山赤十字病院で8人、最新の技術など研修

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潜在看護師の復帰後押し 松山赤十字病院で8人、最新の技術など研修

 医療現場の看護師不足解決策の1つとして29日、松山市文京町の松山赤十字病院で、資格を持ちながら就業していない「潜在看護師」を対象とする「いずれ復帰コース」の研修会が始まり、今回は8人が参加した。

 研修会は出産や子育てなどで医療現場を離れた看護師らが再就業へ踏み出せるよう最新の看護知識や技術を研修し、意欲を後押しすることを目的としている。

 講義は同病院の看護師や理学療法士らが担当。医療、看護の動向を説明した上で、高齢者の看護、医療感染の予防策、医療事故の防止策、医療機器の使用方法や注射、採血などの演習を3日間行う。平成21年から県看護協会(松山市)との共催で年1回行われ、昨年度までに44人が受講している。

 出産、子育てで約10年間、現場を離れているという受講生、藤原知香さん(37)は「子供も小学生になり、この機会に医療現場の現状を知ろうと参加しました」。また、久保恵子さん(38)は「変わったことはたくさんあるのですが、説明がわかりやすく、ありがたい」と復帰への意欲を見せていた。

 看護師確保に向けては、昨年10月から、県内の潜在看護師は県看護協会に届け出ることが努力義務となっている。

 病院、施設のほか、地域や在宅など看護師の働き方が多様化するなか、同病院看護部長、小椋史香副院長(60)は「自分にあった働き方を選択し、復帰を果たせば地域の力になります」と力を込めた。問い合わせは同協会(電)089・923・1287。