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古式ゆかしく上棟式「後世に残る山里口御門に」 福井

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古式ゆかしく上棟式「後世に残る山里口御門に」 福井

 平成29年度末の完成を目指して県が福井城跡西側で復元工事を進めている山里口御門の櫓門の骨組みができあがり、29日、県や事業者ら約40人が参加して上棟式を行い、工事と御門の建物の無事を願った。

 上棟式は、設計者の国京克巳さんや工匠の宮大工ら約10人が装束姿で古式にのっとって行われた。祭壇で棟木を引き上げる「曳き綱の儀」や棟木を鎚で打ち固める「槌打ちの儀」などを執り行い、災いを払うための銭と餅をまいた。

 続いて、記念式で、石塚博英副知事が、将来的に福井城址と中央公園(福井市)の一帯を城址公園として整備するが、平成30年の福井国体までには中央公園と山里口御門、天守台の「福の井」(井戸)などを整備して人が集まる場所にするとし、「後世に残るりっぱな山里口御門にしたい」とあいさつ。吉田純一・山里口御門復元考証専門委員長が「古式にのっとった上棟式を拝見したのは初めてで感激している」と述べた。

 山里口御門復元工事(総事業費約8億5千万円)の櫓門は木造2階建て延べ約60平方メートルで、高さ約8・5メートル、幅約10・9メートル、奥行き約5・5メートルの大きさ。今後、土塀や石瓦をふくなどの工事が進められる。