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柏崎市長らが東電社長と会談 頻繁な意見交換を要望 新潟

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柏崎市長らが東電社長と会談 頻繁な意見交換を要望 新潟

 東京電力柏崎刈羽原発が立地する刈羽村と柏崎市を29日、東電ホールディングス(HD)の広瀬直己社長が訪れ、個別に相次いで会談した同村の品田宏夫村長と柏崎市の会田洋市長、次期市長の桜井雅浩氏は、原発の安全確保とともに地元との頻繁な意見交換を求めた。

 刈羽村役場を訪れた広瀬社長は、22日に起きた福島県沖を震源とする地震での東電の対応に関し「訓練とリアルな事象は違い、反省点もある」と述べた。品田村長は「日頃の訓練によって、あらゆる想定外のことに臨機応変に対応できることが大切だ」と指摘した。

 15日に無投票で5選を果たした品田村長は再稼働を容認する考えを表明しており、この日の会談でも「門戸を開き、広い心で対応する」と述べた。

 一方、条件付きでの再稼働容認を掲げ、20日の市長選で当選した元市議の桜井氏は、自らが経営する同市内の学習塾で会談に応じた。広瀬社長は「今後はコミュニケーションを大事にしたい」と述べ、桜井氏は「柏崎の地域振興につながるよう、率直な意見交換を重ねたい」と応じた。

 また、任期満了に伴い12月で退任する会田市長は「原発の信頼回復と安全確保をしっかりお願いしたい」と、同市役所で広瀬社長に要望した。

 会談後、広瀬社長は「しっかりと取り組みを進め(再稼働を)理解してもらえるよう努力していく」と報道陣に語り、桜井氏は「知事、刈羽村長と(私の)3人で会談する機会を設け対話回数を増やすところから始めたい」とした。

 同日午後には、東電HDの数土文夫会長と広瀬社長らが県庁で米山隆一知事と初めて会談する予定だったが、関川村で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された影響で、福島沖地震が起きた22日に続き、再び延期された。