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久留米大チーム、「ミトコンドリア病」早期診断へ新指標 福岡

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久留米大チーム、「ミトコンドリア病」早期診断へ新指標 福岡

 脳や筋肉の機能が低下する国指定の難病「ミトコンドリア病」を患っているかどうかを診断する指標として、血液中にあるタンパク質の一つが最も有用だと、久留米大などの研究チームが突き止め、英科学誌電子版に発表した。高精度で速やかな診断に道を開く。

 研究チームは、「GDF15」というタンパク質に注目した。患者の血中では、健常者よりも多いことが分かっていた。

 患者60人から血液を採取し、GDF15の数値と、現在の診断で使われている他の血中物質に基づく5つの指標を比較し、それぞれの診断精度を調べた。

 その結果、GDF15では、ほぼ100%に近い確率で正しい診断ができたが、他の指標では約60~80%だった。

 この病気は細胞内の小器官ミトコンドリアが、十分に機能しなくなる。全身の筋力低下など、さまざまな症状が現れる。