産経ニュース

アジアゾウ「はな子」銅像、原型完成 吉祥寺駅に来春設置へ

地方 地方

記事詳細

更新


アジアゾウ「はな子」銅像、原型完成 吉祥寺駅に来春設置へ

 武蔵野市は29日、今年5月に井の頭自然文化園(同市御殿山)で死んだアジアゾウ「はな子」の銅像の粘土製原型の写真を公表した。50歳前後の元気な頃のはな子が、右前脚を少し持ち上げ鼻を上げてあいさつするお得意のポーズをとる直前の姿をかたどっている。

 はな子は昭和22年にタイで生まれ、2歳のときに来日。29年3月から、国内で飼育されていたアジアゾウでは最高齢の69歳で死ぬまで多くの人に愛された。

 武蔵野市や同園、地元関係者らは思い出を形にして残すために銅像設置の実行委員会を発足、原型の制作は同市出身の美術家、笛田亜希氏に依頼した。笛田氏はタイ大使館にはな子の油彩画を寄贈したこともあり長年、はな子にちなんだ作品を制作してきた。

 原型は銅像造りに必要な鋳造用原型を作るために富山県の銅像メーカーに運ばれ、全長約1.5メートルの銅像を制作中。井の頭恩賜公園の開園100周年の来年5月の記念事業の一環として吉祥寺駅北口の駅前広場に設置されるが、邑上(むらかみ)守正市長は「いずれは、井の頭自然文化園がある駅南口に移したい」としている。