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アフリカツメガエルをブラックリストに追加 兵庫県内生態系に悪影響の恐れ

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アフリカツメガエルをブラックリストに追加 兵庫県内生態系に悪影響の恐れ

 県は、県内の生態系に悪影響を及ぼす恐れが高い外来種リスト(ブラックリスト)に、南アフリカ原産のアフリカツメガエルを「Zランク(警戒種)」に追加すると発表した。今年5月に淡路市で定着が確認され、在来種を捕食して駆逐する恐れがあるとして、県が注意を呼びかけている。

 県の外来種リストには「Zランク」のほか、将来影響を及ぼす可能性がある「Yランク(注意種)」がある。アフリカツメガエルは体長5~13センチ。全体が黒っぽく大きい後ろ足が特徴だ。繁殖力が高く、アメンボなど在来種の水生昆虫などを捕食しているという。

 国内では平成19年、和歌山県田辺市のため池で繁殖が初めて確認。千葉県や静岡県などでも見つかっている。県内では24年6月に淡路市江井のため池で20匹が見つかり、今年5月には同じ場所で繁殖も確認された。

 県によると、大学などの研究機関での実験用として輸入されるケースが多いが、国内の自然界で繁殖した理由は不明という。県は「在来の生物に影響を与える恐れがあり、駆除が必要」としている。

 また、絶滅の危険性がある生物を記載した「県版レッドリスト」では、神戸市北区有馬町六甲山のブナ群落について、山頂付近で近年種子ができておらず、より危険性が高まったとしてランクをBからAに引き上げた。さらに同市灘区と東灘区、西宮市、芦屋市の一体で保全する必要があるとしてエリアを拡大した。

 地質関係では、24年に恐竜「小型獣脚類」や角竜の化石が見つかった篠山市西古佐の県立丹波並木道中央公園(篠山層群)をAランクに追加した。