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桜井消防署新庁舎が完成 震災対応力アップ 1月19日から業務開始 奈良

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桜井消防署新庁舎が完成 震災対応力アップ 1月19日から業務開始 奈良

 県広域消防組合桜井消防署(桜井市)の新庁舎が市内の中和幹線沿いに完成した。庁舎面積は現庁舎の約4倍になり、震災対応の機能や施設の耐震性も大きく向上したという。来年1月19日から新庁舎での業務を開始する。

 新庁舎は、警防課や救急課が入る事務棟(2階建て)、消防車両が待機する車庫棟(平屋建て)、訓練塔(5階建て)、倉庫棟(2階建て)などから成り、庁舎面積は計約2400平方メートル。

 このうち事務棟は、橿原市に移転した旧桜井土木事務所の庁舎を活用して改修し、他の施設は新築した。県から旧庁舎を取得する費用を含めた整備費は約9億3千万円で、桜井市が負担。昨年11月から工事を進めていた。

 現在の桜井消防署は昭和42年に建てられた市庁舎に併設し、老朽化が進み、大地震の際の耐震性が問題視されていた。一方の新庁舎は耐震基準をクリアしていることはもちろん、大規模災害に備えて自家発電装置を設置。40トンの水を蓄える防火水槽も新たにつくられた。

 桜井市では今年8月、県施設の譲渡を受けて整備した医療・福祉・介護の総合的施設「陽だまり」がオープン。今回の消防署の完成で、庁舎整備がさらに一歩進んだことになる。

 桜井消防署の谷川明弘署長は、「大地震が起きても問題のない耐震性を備えており、これまで以上に充実した訓練、消防救急活動が行えるようになると思う」としている。