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JR九州・青柳社長、相次ぐ架線損傷で陳謝

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JR九州・青柳社長、相次ぐ架線損傷で陳謝

 JR九州の青柳俊彦社長は28日の記者会見で、今月11日と22日に相次いだ架線損傷事故について「上場直後でもあり、お客さまにも株主にも心配をかけた。申し訳ない。二度と運行障害がないようにしたい」と陳謝した。

 11日の事故は、福岡県筑紫野市の鹿児島線にある架線の部品が破断した。ここを通過した列車のパンタグラフが損傷し、他の架線を傷つけ、事故が連鎖的に広がった。22日は鹿児島線の折尾駅(北九州市)周辺の高架化工事に伴う作業ミスで、架線が切断された。

 2日間で計23万5千人に影響が出た。JR九州は計約1億8千万円の減収になったという。

 11日の事故について、JR九州は原因となった部品を、壊れにくい材質に交換するなど、対応を急いでいる。青柳氏は「線路の管理が十分ではなかった。きちんと原因を究明し、対策を取りたい」と述べた。

 一方、青柳氏は、九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(FGT)について「山陽新幹線に直接乗り入れるのがメリットが大きい」と述べた。JR西日本の来島達夫社長は今月21日の記者会見で「ダイヤ構成上、山陽新幹線への直接乗り入れは難しい」との見解を示しており、調整は難航しそうだ。FGTの採算性に対して「現実的なメンテナンス費用の水準を、大幅に超えている」と指摘した。