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「神事用の大麻、国産復活を」 伊勢麻振興協、三重県に栽培許可申請

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「神事用の大麻、国産復活を」 伊勢麻振興協、三重県に栽培許可申請

 神社仏閣の注連縄(しめなわ)や鈴の縄、御幣などに使われている「大麻」の国産栽培の復活を目指すため、伊勢麻振興協会(代表理事、佐古一洌皇学館大理事長)は28日、津市の県庁で県に対し大麻栽培のための許可申請を行った。県は申請内容を審査し結論を出す意向で、鈴木英敬知事は「国の助言を受けながら判断したい」としている。

 同協会によると、神社などで使われるおはらい用の大麻などは、戦前は国産だけでまかなわれていたが、戦後は大麻取締法により栽培が禁止され、許可された農家だけが栽培。近年では9割を中国産の輸入品や化学繊維に頼っている。

 このため、伊勢神宮のある伊勢地域で国産の大麻を生産し加工、神事の道具を作ろうと、昨年3月に同協会を設立した。許可されれば、伊勢市内の約50アールの農地を使い収穫、製品に加工して国内の神社を中心に販売していく。品種は麻薬成分を作り出せないものというが、柵を作り、厳格な管理を行っていく方針だ。

 佐古代表理事は「中国産の大麻は劣化が激しい。伝統を復活させるためにも、純国産で品質の良い大麻を伊勢の地から再び生産していきたい」と語った。