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アクアワールド茨城県大洗水族館で「サンゴノフトヒモ」展示

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アクアワールド茨城県大洗水族館で「サンゴノフトヒモ」展示

 原始的な貝の仲間「サンゴノフトヒモ」が、大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館の「暗黒の海ゾーン」に展示されている。茨城沖や室蘭沖など日本近海の深海の海底で生息が確認されている生物で、生きた状態で水族館などに展示されるのは国内初という。

 サンゴノフトヒモは軟体動物門溝腹(こうふく)綱という分類に属する深海生物。今回展示されている個体は、県水産試験場の漁業調査船「いばらき丸」による9月上旬の資源調査の際、茨城沖の水深450メートル地点で採集された。

 直径3~4センチ、体長約20センチ。フランクフルトのような姿形で、大半の時間は動かずにじっとしているが、ときどき水槽内をはうように動いている。同館によると、餌はイソギンチャクとする文献もあるが、飼育開始後、餌を食べる様子は観察されていないという。

 同館魚類展示課の柴垣和弘係長(40)は「深海生物なので生態はあまり分かっておらず、今回の飼育、展示で少しでも解明につながればいい。餌をどのように食べているかが一番気になっています」と話している。