産経ニュース

市産ブドウを地元で醸造、瓶詰め、販売 「水戸ワイン」を観光資源に

地方 地方

記事詳細

更新


市産ブドウを地元で醸造、瓶詰め、販売 「水戸ワイン」を観光資源に

 ■体験ツアーで地域活性化期待

 水戸市の醸造会社が同市産のブドウを使い、市内で醸造、瓶詰めも行った「水戸ワイン」を製造した。同市で造られた初のワインだ。地元の農産物を使い、加工、流通、販売までを手掛ける6次産業化の推進とともに、「水戸の新しい観光資源に」と関係者の期待は大きい。(丸山将)

                   ◇

 水戸ワインを造ったのは同市栄町の「Domaine MITO(ドメーヌ水戸)」。醸造所を設けた泉町会館(同市泉町)で開かれたお披露目パーティーで、宮本紘太郎社長(39)は「多くの方の協力でワインができた」と感謝し、「今後も地域の人たちとワイン造りを進めたい」と意欲をみせた。

 試飲した人からも「おいしい!」「肉料理と合いそう」と称賛の声が相次ぎ、参加した水戸商工会議所職員の後藤由貴さん(30)も「渋みが少なく、フルーティーな味わいです」と満足そうだった。

 水戸ワインは赤、ロゼの2種類(ともに750ミリリットル入り、税別2500円)。京成百貨店(同市泉町)で購入でき、市内の飲食店でも提供されている。

 ドメーヌ水戸は、常陸太田市や八千代町で作られたブドウを原料とした「茨城ワイン」も生産。水戸ワインと合わせ、年内に計8千本を出荷するという。

 同社は昨年10月、水戸市内の飲食店店主ら10人が出資して設立。今年8月に醸造を始めた。消費地として見込める市街地に醸造所を設けたのは、出来たてのワインを大勢の人に提供できるメリットがあるからだ。

 さらに、ブドウ栽培や醸造を体験できるツアーを企画し、地域活性化に結びつけたい考えという。

 宮本社長は「水戸ワインを県内外の人に知ってもらい、水戸の新しい観光資源にしたい」と力を込める。