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国内初、ヤマメのアンチョビ 「道の駅こすげ」で23日から 山梨

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国内初、ヤマメのアンチョビ 「道の駅こすげ」で23日から 山梨

 ■銀座でも期間限定販売

 小菅村の「道の駅こすげ」がヤマメを発酵し、熟成させた「アンチョビ」を国内で初めて商品化した。23日から発売する。同村の地域おこし協力隊員と道の駅のスタッフらのプロジェクトチームが、地域活性化策の一環で開発した。村内の養魚場で育てたとれたてのヤマメが原料。魚の内臓を使った独自の発酵方法で製造する。道の駅こすげで通年販売するほか、東京都中央区のプランタン銀座でも、12月6日まで期間限定で販売し、村の魅力をアピールする。

 新商品「山女魚(やまめ)のアンチョビ」は、道の駅のスタッフや館内の人気イタリアンレストラン「源流レストラン」の料理人らでつくるプロジェクトチームが今春に発案し、開発した。

 リーダーで地域おこし協力隊員の菊池紅輔さん(24)は、「イタリア料理用に川魚を使った加工品が作れないか考え、ヤマメに目をつけた」と話す。小菅村がヤマメの養殖に日本で初めて成功したと知ったからだという。

 同村の源流振興課によると、「昭和40年に村内の養魚場がヤマメの繁殖に成功した記録がある」という。

 アンチョビは、養魚場から仕入れたヤマメを、源流レストランで1時間以内にさばき、プラスチックのたるに、身と内臓を塩漬けにして約1カ月半、発酵・熟成させる。これにオリーブ油とナタネ油をまぶしパックする。

 商品開発担当の稲垣大介さん(38)は「カタクチイワシを使う一般のアンチョビと違い、魚の生臭さがなく、軽い口当たりが特長」と説明する。サラダの付け合わせや、パスタの具材などとして食べる。

 1パック50グラム。価格は900円程度を予定している。初回生産分のうち、30パックを道の駅で、150パックを銀座プランタンで販売する。

 ヤマメは年間を通じて調達できるため、今後は1カ月半に100パックを製造販売する計画という。菊池さんは「来年以降、アンチョビを使った第2弾の商品を出したい」と話している。