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「忠臣蔵」を大河ドラマに 五輪イヤー放映目指し、笠間市が署名活動 茨城

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「忠臣蔵」を大河ドラマに 五輪イヤー放映目指し、笠間市が署名活動 茨城

 ■本庁舎で装束用意 「SNSで発信して」

 江戸時代中期の赤穂浪士による討ち入り事件を題材にした「忠臣蔵」のNHK大河ドラマ化を求める署名活動を、忠臣蔵ゆかりの地である笠間市が始めた。前回、東京五輪が開催された昭和39(1964)年の大河ドラマは「赤穂浪士」。今回も東京五輪に照準を定め、平成32(2020)年の放映実現を目指す。(丸山将)

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 同市によると、赤穂藩主の浅野家は、笠間藩を治めていたことがある。また、討ち入りを実行した「四十七士」のうち、吉田忠左衛門、小野寺十内、堀部弥兵衛の3人が笠間生まれだという。

 そんな縁のある同市は、全国の「忠臣蔵ゆかりの地」を持つ自治体でつくる「義士親善友好都市交流会議(忠臣蔵サミット)」に参加している。今回の署名運動は、忠臣蔵サミットの取り組みの一環だ。

 東京五輪・パラリンピックが開催される「メモリアルイヤー」に、忠臣蔵の大河ドラマを訪日外国人に見てもらい、日本の文化、歴史、武士道精神などを世界に発信したい-。忠臣蔵サミットはそう考えた。この運動には、兵庫県赤穂市など笠間市を含む28市区が賛同しており、県内では桜川市も含まれている。1年間をめどに活動し、集まった署名はNHK側に提出する方針だ。

 笠間市は署名コーナーを市役所本庁舎と笠間、岩間両支所の3カ所に設けている。これら3カ所での署名は12月26日まで。毎年12月に「義士パレード」を行っている笠間義士会にも署名を呼びかけている。署名用紙は市のホームページからダウンロードもできる。市秘書課への郵送などによる提出も受け付けており、12月26日以降はこうした形で署名活動を継続する。

 本庁舎には同会から借りた討ち入り装束が用意されており、同市の担当者は「衣装を着て撮影し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを使ってどんどん発信してほしい」と署名の輪が広がることを期待。

 山口伸樹市長は「忠臣蔵を大河ドラマで放映し、先人たちが引き継いできた精神、文化を伝えるとともに、笠間市が『忠臣蔵のゆかりの地』ということを全国に発信していきたい」と話している。