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牧水“あくがれのみなかみ”映画に 伊崎充則さん主演、来春公開へ 群馬

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牧水“あくがれのみなかみ”映画に 伊崎充則さん主演、来春公開へ 群馬

 歌人、若山牧水と彼が愛したみなかみ町を紹介するドキュメンタリー映画「牧水~あくがれのみなかみ~」の制作が決まり、桜井顕監督や牧水役の俳優、伊崎充則さん(39)らが19日、前橋市内で記者会見した。その人間像とみなかみの景色のすばらしさを描くが、桜井監督は「牧水が感じた(みなかみの)癒やしを観客に感じてもらいたい」と話している。

 映画は、牧水が大正11年に暮坂峠(中之条町)やみなかみの温泉などをめぐって残した紀行文「みなかみ紀行」をベースに当時の牧水の姿を再現。牧水が心の癒やしの地として「あくがれた(憧れた)」みなかみの景色のすばらしさを国内外に発信する内容で、牧水の歌も登場する。

 桜井監督は「当時から現在に残る景色を表現したい。若い人にも見てもらい、みなかみに行ってみようと思ってもらえるとありがたい」と話した。

 「雰囲気が出ている」(桜井監督)と牧水役に抜擢(ばってき)された伊崎さんは「牧水がみなかみを旅したのと同じ39歳で、縁を感じる。監督に“伊崎あり”と言われるような作品にしたい」と意気込む。

 映画には牧水が実際に宿泊した同町の「ゆじゅく金田屋」も登場する。

 岡田洋一館主は「なぜ牧水がこの地に来たのかを考えることで一つの旅の新しい想像ができる。映像でそれを表現してもらえることがたいへん楽しみ」と期待を寄せた。

 桜井監督は「楫取素彦物語」の映画も手がけ、ヒューストン国際映画祭最高賞を受賞している。今回は地元企業などの協力を得て制作に漕ぎ着けた。

 今月下旬にクランクインし、来年3~4月に公開予定。上映時間は約90分。