産経ニュース

菓子の神様ゆかりの和歌山・海南で町おこしへ「お菓子まつり」来年4月に開催

地方 地方

記事詳細

更新


菓子の神様ゆかりの和歌山・海南で町おこしへ「お菓子まつり」来年4月に開催

 ■11月にはプレイベント

 菓子の神がまつられ、毎年春に「菓子祭」が営まれている橘本(きつもと)神社がある海南市で来年4月、お菓子の屋台などが並ぶイベント「第1回お菓子まつり」が開催されることになった。プレイベントが11月6日、同市大野中のわんぱく公園で開かれ、菓子の歴史についての紙芝居の披露や「大お菓子配り大会」などが行われる。全国的にも珍しい“菓子のまち”の魅力の発信を目指す。

 菓子の神様「田道間守(たじまもり)」をまつる神社は国内に2カ所あり、田道間守の出身地とされる兵庫県豊岡市の中嶋神社と、菓子のルーツ「橘」が、国内で初めて植えられた地域とされる海南市の橘本神社。それぞれの神社で毎年4月、全国の菓子メーカーなどが菓子を奉納し、業界の発展を祈願する菓子祭が開催されている。両神社にはメーカーが多く集うという。

 豊岡市では、平成23年から前夜祭が行われるようになり、歩行者天国になった道路に市内外の菓子店が集まり、約3万人が訪れる人気イベントとして定着。海南市でも菓子にちなんだ町おこしを目指そうと、同市で食と歴史を通じた地域活性化などに取り組む「鱧の街・菓子の街 海南プロジェクト実行委員会」が今回の「お菓子まつり」を考案した。橘本神社の菓子祭に合わせてイベントを企画中という。

 11月のプレイベントは、同市の伝統産業や地場産業にちなんだ恒例行事「紀州漆器まつり」と「家庭用品まつり」が行われる日程に合わせて開催。橘本神社に伝わる菓子の歴史についてわかりやすく紹介した紙芝居が披露されるほか、菓子づくりのワークショップ、「大お菓子配り大会」などが行われる予定。実行委事務局の担当者は「食と歴史が豊かな海南市。豊岡市の例にならい、お菓子を通してまちの活性化につなげられたら」と期待を込めている。

 プレイベントは午前11時~午後3時半。問い合わせは同実行委(電)073・492・4300。