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静岡県、伊豆半島の屋外広告規制強化へ 東京五輪控え景観維持図る

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静岡県、伊豆半島の屋外広告規制強化へ 東京五輪控え景観維持図る

 2020年東京五輪の自転車競技会場であり、世界ジオパークの認定を目指している伊豆半島の風光明媚(めいび)な景観を維持しようと、県は、伊豆地域の13市町で立て看板や案内図といった屋外広告物の設置について規制を強化する方針を固めた。今後、県と各市町、観光関係者で構成する「伊豆半島景観協議会」で具体的な条例改正や規制強化策について協議する。

 伊豆地域の13市町では、立て看板や案内図などの屋外広告物は、県や市の条例で大きさや色彩が規制されている。県条例の規制には、一般的な広告物は掲出できない「特別規制地域」と、原則として許可がなければ広告物を掲出できない「普通規制地域」があり、13市町の国道や主要道路沿いはほぼこれらの規制地域に指定されている。

 しかし県によると、伊豆半島に設置されている約4万の広告物のうち、約2万5千が無許可の違法広告で、条例による規制は全く徹底されていないのが現状だ。

 このため県では、「普通規制地域」を「特別規制地域」に指定変更して規制を強化するなどの条例改正を行い、違法広告物の排除を徹底する考え。色彩の許可基準についても、現状より強化することを検討している。

 川勝平太知事は「伊豆半島は今後世界からますます注目を集める。屋外広告物は景観を害しているとの認識を持っている。まず伊豆半島から屋外広報物を禁止する運動を起こし、全県下に広げたい」と規制強化への意欲を表明している。