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投票方法は忍者が知っている 草津線ラッピング列車の投票呼びかけ

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投票方法は忍者が知っている 草津線ラッピング列車の投票呼びかけ

 忍者ゆかりの地を走るJR草津線を盛り上げようと、忍者をイメージしたラッピング列車のデザインを選ぶ「『SHINOBI-TRAIN』デザイン草(そう)選挙」が22日~11月27日、開かれる。投票方法は沿線に神出鬼没に登場する忍者が持つパネルから選ぶという、なんとも摩訶(まか)不思議な方法。インターネットなどを使わず直接沿線に足を運んでもらうことで、地域活性化につなげる狙いがある。意表をついた“奇策”は、功を奏すか。

 県や草津線沿線の自治体でつくる「JR草津線利用促進プロジェクトチーム」の主催。草津線(延長36・7キロ)沿線は、甲賀市や三重県伊賀市など甲賀忍者や伊賀忍者が活躍した舞台。江戸時代には東海道五十三次の宿場が4つ設けられ、現在も紅葉スポットや温泉などの観光地としても知られている。

 草選挙では、忍者のシルエットに流線模様が施された躍動感あふれるデザインと、和のモチーフを入れた華やかで落ち着いたデザインの2種類のデザインで、それぞれ紫、金、黒の3色ずつ計6種類が候補。期間中、草津線沿線のイベントに投票パネルを持った忍者扮(ふん)する県職員らが現れ、投票を呼びかける。

 忍者は現時点で、10月22日に開かれる「湖南市東海道石部宿まつり」(湖南市の雨山文化運動公園)▽29、30日の「氏郷まつり“楽市楽座”2016」(日野町役場周辺)▽30日の「クサツハロウィン」(草津駅前商業エリア)▽11月20日の「甲賀もちふる里まつり」(甲賀市の鹿深夢の森)に出没を予定。

 さらにこのほかにも、忍者にゆかりのある場所や沿線の商業施設に出没するが、「『忍び』なので、すべてを明らかにできない」(三日月大造知事)。今年度中に、最も多く得票したデザインのラッピング列車が運行される予定。

 プロジェクトチーム事務局の県交通戦略課の担当者は「地元のみなさんに盛り上がっていただくとともに、多くの人に草津線沿線に足を運んでもらいたい」としている。