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電話de詐欺急増 柏で緊急会議「市民と力合わせ根絶を」

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電話de詐欺急増 柏で緊急会議「市民と力合わせ根絶を」

 柏市内で急増している電話de詐欺の被害を食い止めようと、市や柏署、市民団体などで構成する「振り込め詐欺等対策本部」は18日、緊急会議を開き、被害の情報交換や連携強化などを協議した。

 市では全国市町村で初となる「振り込め詐欺等被害防止等条例」が4月に施行され、メールで市民に発生情報を知らせるなどの防止活動を強化した。この結果、市内で毎月2、3件発生していた同被害が、5月には1件に減少。毎月50件前後あった「還付金があります」「オレ、金が必要」などの事前電話も半減した。

 しかし6月からは状況が一変して増加傾向となり、9月には被害が12件にまで急増。1月からの累計は昨年同期比で4件増の42件となり、事前電話も激増している。最近の傾向は、被害額が大きい「オレオレ」型が再び増え、現金を受け取る「受け子」に若い男を使う手口も目立つという。

 緊急会議で柏署は「街で不審な人物を見たら、迷わず通報するよう市民に周知してほしい」と出席者に呼び掛けた。伊藤春久署長は「今年は金融機関窓口や市民の通報で35件の被害を未然に防げたが、発生件数が減らない。市民と力を合せて根絶したい」と話している。