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ネットラジオで農業の魅力発信 淡路島希望食品スタッフ

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ネットラジオで農業の魅力発信 淡路島希望食品スタッフ

インターネットラジオの収録風景。録音用のスマートフォンを囲み談笑を繰り広げる(淡路島希望食品提供) インターネットラジオの収録風景。録音用のスマートフォンを囲み談笑を繰り広げる(淡路島希望食品提供)

 南あわじ市でタマネギ栽培などに取り組む企業「淡路島希望食品」(同市神代地頭方)で、20~30代のスタッフ3人が今年8月からインターネットラジオで農業の魅力ややりがいを伝える番組を発信している。これまでに8回分を公開し、今後も週1回のペースで更新していきたいと意気込んでいる。

 同社はラーメン店でマネジャーを務めていた神戸市須磨区出身の迫田瞬さん(32)が「日本一おいしい淡路島タマネギを作る」ことを目標に独立し、平成24年に設立。農業の経験はなかったが、知人などの指導を受けながら技術を習得し、昨年度はタマネギ2ヘクタール、レタス1・1ヘクタールなどを栽培した。

 パソコンやスマートフォンで聴くことができるインターネットラジオのアイデアは、ラーメン店時代の後輩で昨年9月から同社で働いている井川翼さん(26)が発案。同社ではフェイスブックで農業などの話題を毎日発信しているが「文章では伝わらない生の声を届けたい」と考え、農業への思いや熱意を知ってもらうことで農作物をより深く味わってもらえるのではとの気持ちから始めたという。広報担当の吉備国際大4年、木谷芽生さん(21)も加わり、3人でトークを展開する。

 テーマは農家の日常から野菜の価格高騰の原因などさまざま。14日に公開した第8回では「農家といえば」と題して、「農業といえば『相場』」や「農業といえば『クワ』」などそれぞれの持論が展開され、「クワは農業の原点」「クワは奥が深い」など、話が脱線しながらも農業への深い愛情が伝わってくる。総再生回数10万回を目標にテーマや質問の募集もしていきたいとしている。

 全国的に農家の高齢化や後継者不足が問題となっているが、迫田社長は「ラジオを通じて『農業って面白そう』と感じてもらい、最終的には農業従事者の増加につながればうれしい」と話す。井川さんも「農家にとっての日常がリスナーにとっては非日常だったりする。伝えられることはたくさんあるはず」と強調していた。

 ラジオは同社のフェイスブック上のページ「2525ファーム」から聴くことができる。