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仙台市、仮設解体に着手 撤去完了は来年3月めど

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仙台市、仮設解体に着手 撤去完了は来年3月めど

 東日本大震災の被災者が暮らし、その後退去した仙台市内最大のプレハブ仮設住宅「あすと長町38街区」の解体工事が17日、始まった。残る17カ所の仮設住宅も今月下旬から順次作業を始め、来年3月末をめどに撤去する方針だ。

 この日は作業員らが敷地の周りに仮囲いを作るため、鉄柱を打ち付ける作業を始めた。今後、内装の撤去や建物の解体作業を進め、12月末ごろには更地になるという。

 あすと長町の仮設住宅は約2万3667平方メートルの敷地内に233戸が建つ、仙台市内最大のプレハブ仮設住宅。震災の約1カ月後に119戸が完成し、その翌月にはさらに114戸が建設された。平成24年3月末には最大220世帯、444人が入居していたが、今年8月末に全員退去した。

 仙台市内には、あすと長町を含む18カ所のプレハブ仮設が建ち、24年3月末には最大1346世帯、3042人が入居。現在は2世帯3人の入居者が残っているが、今月中に退去する予定という。

 市仮設住宅室の郷内俊一室長は「多くの入居者が住宅再建を進められ、感慨深い。コミュニティー作りや防犯など、まだまだ支援は続けていく」と話した。