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衆院福岡6区補選 久留米医師連盟が鳩山氏に推薦協定書

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衆院福岡6区補選 久留米医師連盟が鳩山氏に推薦協定書

 鳩山邦夫元総務相の死去に伴う衆院福岡6区補欠選挙は、各種調査で無所属新人で前大川市長の鳩山二郎氏(37)の優勢が伝えられる。そんな中、政治団体「久留米医師連盟」(福岡県久留米市)は17日、鳩山氏に対し、推薦に伴う政策協定書を手渡した。同連盟は保守分裂の中で自民党県連側から「自主投票」を促されていた。選挙戦終盤に入り、鳩山支援を鮮明にしたと受け止められている。(九州総局 村上智博、中村雅和)

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 同連盟は8月8日、鳩山氏の推薦を決め、推薦状を出した。

 ところがその後、参院議員秘書の新人、蔵内謙氏(35)を推す自民党県連側から、自主投票とするように迫られた。

 県連との関係もあり、双方の顔を立てて、これまでは目立った動きは見せていなかった。

 協定書について同連盟の担当者は「推薦している以上、協定書をお出しすることは通常の手続きだ」と語った。会員に対し、各候補への支援や投票呼びかけはしないという。

 それでも鳩山陣営の幹部は「公認争いのあおりで、目立った動きが難しかった団体も、ここにきて前に出やすくなっているようだ」と歓迎する。

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 一方、蔵内氏の陣営は挽回に懸命だ。

 久留米市で16日、総決起大会を開いた。2千人の聴衆を前に、選対本部長の麻生太郎副総理兼財務相と、古賀誠元幹事長がそろい踏みした。自民党県議団らが続々と登壇した。

 大家敏志参院議員(麻生派)は「有名人だ、世襲だという政治は終わりにしよう。鳩山家だけのために政治があるのではない」と、鳩山氏への敵意を露わにした。

 さらに無党派層の取り込みを狙い、女性ボーカルグループ「SPEED」メンバーだった今井絵理子参院議員を応援弁士に呼んだ。今井氏は、「私たち若い世代が日本を、世界を支えていかねばならない」と述べ、蔵内氏と握手を交わした。

 また、野党統一候補となった民進党新人、新井富美子氏(49)も、票の上積みを狙う。現在、民進党本部に蓮舫代表の来援を要請している。

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 共同通信社が15、16両日に実施した電話世論調査によると、鳩山氏が自民党支持層の6割超、公明党支持層の8割以上をまとめ優勢だ。

 新井氏は民進党支持層の5割強を固めた一方、2割強が鳩山氏に流れている。

 蔵内氏は自民党支持層で1割程度の支持にとどまる。幸福実現党の新人、西原忠弘氏(61)は苦しい。