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“県の宣伝部長”ぐんまちゃん経済効果は335億円 商品売り上げ大幅増

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“県の宣伝部長”ぐんまちゃん経済効果は335億円 商品売り上げ大幅増

 県のゆるキャラ「ぐんまちゃん」を使った商品などの昨年度の売り上げが前年度より大幅に増加し、191億5517万円だったことが県の調査でわかった。農産物のパッケージ利用が大幅に増え、商品売り上げに加え、原材料の需要増などを含めた経済波及効果は県の推計で335億円に上る。一時期より商品展開は落ち着いた感はあるが、引き続きぐんまちゃんが“県宣伝部長”としてPRの先頭に立つ。(久保まりな)

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 調査は平成27年度末までに県がぐんまちゃんのデザイン利用を許諾した1034事業者に実施し、542事業者から回答を得た。

 売り上げの内訳は、商品そのものの形状にぐんまちゃんのデザインを利用、または商品名にぐんまちゃんの名称を使う「グッズ」の売上額が7億2130万円(前年度比6億2320万円減)▽パッケージなどにデザインを利用する「関連商品」の売上額が183億4457万円(同59億1134万円増)▽記念品などの製作費が8930万円(同1億1713万円減)-だった。

 関連商品の売り上げのうち特に農産物のパッケージの伸び(前年度比52・2%増)が顕著で、全体を押し上げている。ただ、グッズの売上額は46・4%減少しており、県ぐんまイメージアップ推進室は、「26年のゆるキャラグランプリでぐんまちゃんが優勝し、商品の種類が出尽くし落ち着いてきたため」と分析している。

 一方、JR高崎駅東口「イーサイト高崎」内のぐんまちゃんグッズ専門店「ぐんまちゃんSHOP」の担当者は、「ぐんまちゃんがグランプリで優勝し、富岡製糸場が世界遺産に登録されたときより今はお客さんの数も落ち着いている」としているが、25年の開店時に約200種類だった商品数は今は300種類以上に増えた。「新商品が発売されるとチェックしに来るコアなファンもおり、海外からのお客さんも増えてきている」としている。

 今回、ぐんまちゃんの経済波及効果が前年度の223億円より大幅に増えたが、県は県産農畜産物につけるぐんまちゃんをモチーフにした統一ロゴを作成するなど、その利用策を積極化させている。

 今後も農産品などのパッケージ利用は増えるとみられ、ぐんまイメージアップ推進室は「さらなる経済効果が生まれてほしい」と期待している。