産経ニュース

諏訪湖漁協、ワカサギ大量死受け初休漁 親魚保護へ一般客も制限

地方 地方

記事詳細

更新


諏訪湖漁協、ワカサギ大量死受け初休漁 親魚保護へ一般客も制限

 諏訪湖で7月にワカサギの大量死が発生したことを受けて諏訪湖漁業協同組合(諏訪市、藤森貫治組合長)は4日、例年9月から翌年1月まで行っている組合員によるワカサギ漁を今季は年末の3日間を除いて休漁とすることを決めた。同漁協がシーズンを通してワカサギ漁を休漁とするのは初めて。藤森組合長は「来春に採卵する親魚を保護し、少しでも資源を確保していきたい」と苦渋の決断に至った理由を説明した。

 諏訪湖漁協は、今月15日から来年5月末までの一般客のワカサギ釣り(遊漁)についても毎週水、木曜日(祝日の場合は前日)を休漁とし、釣り時間を午前7時半~午後3時半に制限した。釣り量も1人1日500グラムを上限とすることにした。

 諏訪湖では7月26日にワカサギの大量死が発生した。湖水の酸素が減り「酸欠状態」になったことが原因とみられている。

 同漁協の9月の捕獲調査では、諏訪湖でのワカサギの生息数は例年の20%程度と推定された。県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)が8、9月に実施した魚群探知機による調査でも、生存するワカサギは過去5年の同時期の約15%にあたる1千万匹とみなされた。

 諏訪湖漁協は、組合員の投網、刺し網漁は正月向けに12月26~28日のみ解禁する。また今後も月2回の漁師による試験捕りを行い、生息数が回復すれば休漁をめぐる対応を改めて検討するという。