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地域医療強化に新機軸 テレビ会議で若手医師支援 京都

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地域医療強化に新機軸 テレビ会議で若手医師支援 京都

 京都大病院(京都市左京区)は府立医科大(同市上京区)と連携し、府北部などにある11の医療機関とテレビ会議で結ぶネットワーク「京都メディオネット」の試験運用を始めたと発表した。府の事業の一環で、遠隔地で活躍する若手医師の教育や医療に関する相談体制を充実させるとともに、医師不足に悩む地域医療の強化を図る狙いもある。

 具体的には、米シスコシステムズが開発したテレビ会議システムを導入し、ノートパソコンやスマートフォンを利用。若手医師らが府北部や遠隔地の医療現場にいても、治療の判断に迷う患者の医療情報を京大や府立医科大の専門家との間で共有し、医療相談ができるメリットがある。また、若手医師が医療相談で京都市内に出張する際には1日がかりになるというケースも多いが、このシステムを利用すると、その手間も省くことができるという。

 今回ネットワークに参加するのは舞鶴市の舞鶴医療センターや南丹市の公立南丹病院など6市町の11医療機関。京大病院の黒田知宏教授は「若手医師がどこでも大学病院と同じ教育機会が得られ、在宅医療にも対応できる」と話している。

 今後は府医師会との連携も検討しているほか、テレビ会議ネットワークを活用する府内医療機関を増やす計画という。