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衆院補選 主要3政党、候補出そろう 造反区議、野党共闘が焦点

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衆院補選 主要3政党、候補出そろう 造反区議、野党共闘が焦点

 知事選で自民党都連の意向に反して小池百合子知事を支援した若狭勝衆院議員(59)=比例東京=が、衆院東京10区補欠選挙(豊島区と練馬区の一部)の自民公認候補に決定。民進、共産を含む主要3政党の補選候補者が21日、出そろった。小池知事を支持したとして都連から離党勧告処分を受けた豊島区の自民区議らの対応や、野党が共闘態勢を組むかどうかが焦点となる。

 「これで自民党豊島区議団としては、一致団結して若狭さんを応援できる」。知事選で自民推薦候補と小池知事との間で、支持が分かれた同区議団の一人は安堵(あんど)した表情を浮かべた。

 とはいえ、離党勧告処分を受けた造反区議と、非造反区議の間の溝が完全に埋まったとは言い切れない。造反区議の一人は「若狭氏とともに小池氏を支持した豊島区議5人は、すっきりした気持ちで若狭氏を応援できる。だが、他の9人が同じ思いかは分からない」と不安を漏らす。

 加えて造反区議から見れば、離党勧告を突きつけた都連と補選を戦うことへの違和感もある。ある造反区議は「都連主導の組織選挙が行われれば、われわれはどういう処遇を受けるのか」と不安を隠せない。

 対する野党は、共闘態勢の可能性を探る。共産陣営は「与党を甘く見てはいけない」と、野党共闘の重要性を訴える。

 ただ民進関係者の中には、「共産と共闘すれば、民進が取り込めるかもしれない保守票を逃す可能性がある」と慎重論も根強い。

 補選には民進が元NHK記者の鈴木庸介氏(40)、共産が党豊島地区委員長の岸良信氏(61)、幸福実現党が党青年局部長の吉井利光氏(34)の擁立を決めている。